7月の日記に書いた『扉をあけて。 小さなギャラリー(一田憲子/主婦と生活社)』に載っていた、国立のお店『Somoan』のカフェが出来たと聞いていたのですが、今日はmomocafe schoolの友達がお手伝いしているということで、ちょうどイイ機会だと、出かけて来ました。
国立駅の南口からほど近いお店の2階への階段を上がると、そこからは別世界・・
白く塗られた壁、アンティークという言葉から来る高価な雰囲気とは違う、朽ちた木の古い家具、天井に取り付けられた錆びたトタンや、使い込まれ何度も水を通されてさらされた布のクロスなどが、独特の雰囲気をかもし出していて、座っていても、ワクワクと落ち着かないコト・・。
予約した日替わりのランチは、懐かしいようなアルミのお盆にセットされていて、野菜中心の体に良さそうなメニュー。
滋味という言葉が浮かぶ、味の深いプチトマトをはじめ、お野菜は近くで作られたものを使われているそうで、香ばしい麦御飯とよくあっていて、美味しかったです。
デザートと、私の大好きな苦味のあるエスプレッソも付いていて、満足のランチでした。
お盆休みの最後あたりになる日のせいか、私がいた時間は、人も少なく、ビールを飲んでは、チョロチョロ、ランチを食べてはウロウロと、食事の合間に、コーナーに置かれたものをアレコレ見てまわって、見つけたのが、↓写真の下の方のノートです。
フランスの古いノートなんですが、数式や図形が書かれているので、理科と言うか物理のノートなんでしょう。
丁寧にインクで書かれ、最後のページまで使われていて、表紙の雰囲気や中のマス目のページの黄ばみ具合など、もう紙スキ〜な私のツボを突きまくりでした。
1ページだけを破って額に入れても素敵なのよ・・なんて教えてもらいましたが、あんなに素敵な場所に置かれていたものを持ち帰ったンだから、ぜひ大事に使ってやりたいと思います。
美術品では無く、普段の生活で使われ、一度は役目を終えたような古いものが、オーナーの独特のセンスで集められ、組み合わされて、新しい魅力を与えられた・・・そんなコトを感じる空間でした。
お話をしていると、こういうものが好きなの!!大好きなのよ!!っていうキラキラしたものを感じるオーナーのケイコさんだからか、古いものがかもし出す暖かな雰囲気のせいなのか、素敵だけれど、緊張することなく、のんびりとすごせました。
また、友達を誘って出かけたいと思いました。
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2005年8月17日(水)
No.89
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