何だか三題噺みたいなタイトルなんですが、ku:nel新刊を見ていたら、私の馴染みのある話題が載っていたのでした。
まずは、『スマイソンの手帖』。 イギリスで一番古い文房具店だそうなスマイソンの手帖は、もう20年以上前の、多分僅かな就職時代に買ったもので、ドコでその情報を知ったのか(アンアンかポパイかな・・)、インクが裏映りしないということと、アドレス帳が、罫の無いタイプがあったのが、書き文字が大きめな私にはピッタリだったので、買ったものだったのでした。
ku:nelにも書いてあったけれども、薄い割にはしっかりしていて、軽くて随分と長い間便利に持ち歩いていた。 罫が無いので、電話番号だけとか、住所やお誕生日までとか、自由に情報を書き加えられたってところが特に気に入ってました。
とうとう、表紙と中身が分離してしまって、新しいものを買ったのでしたが、住所を書き写すのが中途半端だったので、持ち歩かなくなってしまって、2冊めは家で仕舞いこまれてました。
最近、スマイソンのマッチ箱をちょっと大きくしたくらいの小さなタイプの手帖を見かけるなァ・・・と思っていたら、またこうして見直されているんですね。
1997年に入社してたった1年でクリエイティブディレクターになったというサマンサ・キャメロンさんのお陰で随分と新しい商品が増えているらしいです。
ピンクの革の手帖なんて、ちょっと見てみたいナと思いました。
そして、もう一つの『ユキポンのお仕事』は、東和広さん作のマンガで、あけみちゃんという一人暮らしの女の子に飼われている猫が主役のお話なんですが、このあけみちゃんが、アルバイトは長続きしないし、後先考えない浪費家で、ユキポンが様々なアルバイトをしてはお金を稼いで養っているのです。
劇画タッチというのか、黒い線が大い、可愛いとは言いにくい絵柄なんですが、ちょっと不思議な町並みや、猫なのに、家庭教師をしたり、大型ロボットに乗って操縦したり小料理屋で働いたりの不思議でシュールなお話が、なんだか癖になってしまいます。
最新刊が出てこなくて、写真は昔のものなんですが、この最新刊で、「やまね」が出てくるお話があって、普段猫とは言え、人間よりも分別のあるユキポンなのに、野生の習性のまま、やまねには飛びついたり追っかけたりしていて、やっぱり猫なんだネェ・・なんて見ていたのでした。
で、ku:nelになんと吉本由美さんが清里の「やまね学校」でやまねの学習をし、森に探しに行った記事が載っていて、オオ〜〜!!と思ったのでした。
コロンとボールみたいに丸まったやまねは、とっても愛らしく、山歩きも寒い雪山も大嫌いな私ですが、ちょっと行ってみたいと思いました。
ku:nelは今回も興味深く、そして、他の雑誌では見られない記事が盛り沢山で、じっくり読みたいと思っていますが、まずは、金原由佳さんのビデオ案内に載っていた、『狸御殿』シリーズを探してみようと思ってます。
母からも昔、とっても派手で賑やかとは聞いていた映画で、興味あったのですが、今年は鈴木清順監督でオダギリジョー主演で映画化され5月に「オペレッタ狸御殿」が公開されるとか・・ぜひその前に昔のを見てみたいです。
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2005年3月21日(月)
No.44
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