去年9月『サヨナラCOLOR』を見たときに映画館でチラシを見て以来楽しみにしていた『かもめ食堂』は、前売り券も買っていたのに、なかなか出かけられなくて、ようやく4月になって行きました。
ネットでも評判で、映画館は結構混んでいるいるようすだったので、朝一番の時間に待ち合わせて行きましたが、「一段落しましたから大丈夫ですよ」という映画館の言葉通り満席ではないけれども、8分目以上の人は入っていてサスガ〜って思いました。
映画は、期待通り、見終わってとても心地よい満足感があるものでした。
なぜかフィンランドで食堂を始めた女ひとり、客は無し・・そこから始まるお話は、ものすごいストーリーが展開するわけじゃないし、大笑いとか、大感動!!とか、涙が止まりません・・とか、そんなんじゃないんだけれど、しみじみ満足・・・っていうのでしょうか・・
淡々と、でも、毎日を丁寧に暮らしていたら、幸せだなァ・・なんて思いました。
そんなストーリーはモチロン素敵なんですが、それと共に、お店のインテリアから、小物、みんなの洋服とエプロン、そして、食べ物とその器・・
そういう、一つ一つの細やかな設定がとても素敵で、もう画面から片時も目が離せなかったのでした。
この映画を見終わった人と話すと、あのメニュー、帰ってから早速作ったのよ〜〜とか、あのブラウスとエプロンの組み合わせがとても可愛いよね〜〜とか、話が尽きないのです。
はじめは銀座のシネスイッチだけだった上映館も増えて、川崎でも上映が始まったので、今度は1000円の日にもう一度、小物やエプロンなど、デテールチェックをメインに出かけようかと思っています。
女の人だったら、好きなもの、好きなシーンがきっとある、そして、見終わって、あ〜今日からまた頑張ろう・・って思うんじゃ無いかな・・・
見終わった友達とじっくり、あ〜だこ〜だと話したい・・そんな映画です。
|
2006年4月18日(火)
No.140
|
|