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2005年9月の日記

サヨナラCOLOR
柳宗理デザインキッチン道..
クレールの刺繍
マイウ〜〜
nami ogihara collage exh..
サヨナラCOLOR
竹中直人監督の『サヨナラCOLOR』を見て来ました。

海辺の病院に勤める医者・正平(竹中直人)の元に、高校の同級生にして、彼が憧れていた未知子(原田知世)が入院する。

他の誰も覚えているのに、彼のことだけ思い出せない彼女は、子宮癌を患っているのだけれど、正平は必死で治療して・・・

ストーリーも素敵でしたが、とにかく、映像が綺麗で印象的なシーンが沢山・・というか、最初から最後まで、どのシーンも私は大好きです。

ブルーが、とても印象的で、最初のシーンの、竹中直人さんが乗っている車のブルー(この車がとても可愛いのですが、詳しく無い私には何か判らない・・)、病室のポットのブルー(このポットは欲しい!!)、原田知世さんのパジャマのストライプのブルー、手術を待つベンチのブルー・・そして、日本の海とは思えない位、お洒落で綺麗な海のブルー・・・。

インテリアも、シンプルな病院の白い壁、正平の古い家の、適度に散らかって居心地良さそうで趣味の良い住まい方、彼の行きつけの居酒屋、その女将の部屋の電気スタンドの可愛らしさ、未知子の友達のフランスにあるみたいな雑貨のお店・・と、どれも落ち着いていて素敵なのです。

物凄い起伏があるのではないけれど、しみじみと良い、そして、最後は誰もいなければボロボロ泣いてしまいそうなくらい、じんとくる映画でした。

また、最近気になるハナレグミの永積タカシさんの「サヨナラCOLOR」、この曲に触発されてこの映画が作られたというだけあって、彼の心地よい声が、この映画の深いけれどべた付かない優しい愛の雰囲気を伝えていて、いつまでもこの海と砂浜の風景と一緒に聞いていたいと思いました。

2005年9月27日(火)  No.96

柳宗理デザインキッチン道具と食器等
別冊Arne『柳宗理デザインキッチン道具と食器等』大橋歩

大橋さんが『Arne』1号で紹介された、柳宗理さんのデザインのキッチン道具の本で、私にとって、柳宗理デザインのものはちょっとクール過ぎて、使いやすそうではあるけれども、どうしても欲しいってのとはちょっと違っているので、この本についても、どうしようかな〜〜なんて思っていたけれども、中身を見たとたんに、買うことを決めてしまってました。

キッチン道具のカタログ的な本かな・・と思っていたのは浅はかでありました。

表紙はZAKKAの吉村瞳さんが、柳宗理の道具をお店のキッチンで使って見せておられる一こまで、中にはコマ割りみたいな写真で紹介されていて、ほうれん草のごま和えとしじみのみそ汁が出来上がっています。

他にも、長尾智子さん、中田智さん、堀井和子さん、関根由美子さん、伊藤まさこさん達の、お宅での使い方が写真で紹介されています。

どの方も、お宅のキッチンがちらりと写っていて、そういう所が、普段から使っている雰囲気がとてもよく伝わってくるし、ミーハーな私は、好きな人たちの生活がかいま見られたようで嬉しい・・・しかし、みなさん、とっても片付いていて、それなのに生活感がちゃんとあって、普段から家を写され慣れているからかもしれないけれど、やはりさすがだナァ・・と思ってしまいます。

そして、大橋さんも書いておられるけれど、私が持っている柳宗理のボウルは2番目に大きいのがただ一つなんだけれど、これだけ形が他のと違っていて底が丸いんだけれど、堀井さんが座り込んでこのボウルを足の間にはさんでパン生地をこねてらして、この形がそういうことにとても使い勝手が良いんだということを知りました。

成る程〜〜なんだけれど、パンもお菓子も作らない私にはもったいなかったかな・・・


「道具のひみつ」では、私がずっと欲しいと思いながら手に入れてないやかんの形が、早くお湯が沸く為のデザインなんだと知って、コロンとした形が可愛くて欲しかったんだけれど、さすがの優れものなんだな・・なんて納得したのでした。

「新婚ちかちゃんのお引越しパーティー」では、鍋を使ってお料理が出来上がって行く様やパーティーの様子が写真で見れて、楽しいです。

お料理もシンプルで美味しそうだし、ギンガムのクロスと白い柳宗理のお皿やカトラリーなど、センスが良い人の心地よいパーティーの雰囲気がイイナ〜〜などと思いました。


大橋さんは、お仕事をしながら、毎日の御飯もご自分で作られ、家も整えられている・・特別では無いけれど毎日続けるということはとても大変なことで、そういう生活感が、お一人で写真も編集もこなされるこの本には、ストレートに表れていて、様々な人が関わる他の雑誌では絶対に出せないものがあると思います。

大橋さんみたいに忙しくも無いのに、いい加減に毎日すごしている私は、この本を見て、もうちょっと丁寧に暮らしてみようなんて気が引きしまる思いがするのです。

↓は我が家のパンチングストレーナーで、ザルの目に細かなもの・・(もやしのひげ根とか・・)が詰まるってコトが無いので使いやすいです。


2005年9月25日(日)  No.95

クレールの刺繍
見たいと思っていた映画『クレールの刺繍』を見に、渋谷のBunkamuraに行って来ました。

17歳のクレールは家庭持ちの男との間に子供が出来て妊娠5ヶ月半。
親にも相談出来ず、産後すぐに子供を養子に出す代わりに出産費用が無料という「匿名出産」を医師に勧められる。

刺繍を仕事にしたい彼女は、息子を事故で亡くした刺繍職人のメリキアン夫人の元へ通うようになる・・ひとり息子を亡くし、生きる気力を無くしている夫人とクレールの関係は、最初は仕事をこなすだけの短期間のものだったけれど・・・

と、話すと暗い内容のお話のようだけれど、クレールはお金も無く、妊娠しても助けてくれる人もいないような日々なのに、大好きな刺繍は絶対にやめないと決めているし、とても前向きで強いし、貧しい彼女の家は、なんだかとても可愛いいし、いつも着ているコートやよれっとしたカーディガンも色合わせが可愛くて、いつも言っている様に、重いもの悲しいものは苦手なへなちょこな私もとても楽しんで見ることが出来たのでした。

そして、何より刺繍が素敵なのです。

クレールの、新しい感覚を取り入れた作品も、オートクチュールの仕事もする、メリキアン夫人のところの、繊細で豪奢な作品も、ホントに素敵だし、こんな風に作られているんだ・・と、とても興味深かった。


その他にも、(多分)カフェオレを飲んでいるのは、可愛いカフェオレボウルで、我が家ではもっぱら、小さなドンブリ代わりに御飯などもられているボウルが、やっぱりちゃんと飲み物用に使われているんだ〜〜などと思ったり、クレールの部屋の壁の色が可愛いな・・とか、友達の家のドアがオーガンジーのような薄い布が挟まったような素敵なドアだったりと、細かいものにも目が離せませんでした。

また、メリキアン夫人が、ああ、フランスにはこういう、大人な女性がいるんだよナァ・・という、シックな人で、最初はそんなに素敵と思わなかったのに、どんどんと魅力的に見えるのでした。

ブルーとグリーンが良いカンジで組み合わされたクレールのファッションとは対照的に黒でまとめられたメリキアン夫人の大人なお洒落も印象的でした。


写真の布は、映画館で販売されていた、「刺繍カフェ」のキットで、布にイラストがプリントされて、針と糸とスパンコールなどが一緒になっていて、気軽に刺繍にトライ出来るというもので、ついつい買ってしまいました。

イラストにそって刺繍を刺すのもよし、部分だけ刺してもよし・・というところが、何も出来ない私にピッタリ。

ついでに、スパンコールのキラキラが気になって、帰りには、ドログリーで、スパンコールを買ったのでした・・・
2005年9月23日(金)  No.92

マイウ〜〜


コレは、namiogihara collage exhibition で販売されていた、贋作インドカリーマシバシイネツルカモというカレーやさんのラッキョウで、 namiogiharaさんのミニブック付きでした。

お醤油で漬けられたラッキョウは、とっても美味しくて、実は大事に一人で食べていたのでした・・(とは言え、ウチでラッキョが好きなのは私だけなんですが・・)

とっても手間がかかって大変らしく、お店で販売はされていないようなんですが、もうあとちょっとになっちゃって、もう少し買っておけばヨカッタ・・と後悔中です・・。

namiogiharaさんのミニブックが可愛くて、特に漬けられる前のラッキョが並んだところがお気に入りです。

2005年9月17日(土)  No.94

nami ogihara collage exhibition


キッチュで可愛いコラージュが素敵な、namiogiharaさんの個展が、ROBAROBA cafeで開かれました。

私は、初日に友達と一番乗りでした。

初めて彼女の作品と出会ったのは、中目黒のハイジでポストカードを見つけたときでしたが、名前をちゃんと意識したのは、ROBAROBA cafeに置いてあった彼女のミニブック「RECIPE」でした。

今回は、彼女のコラージュや写真、旅のお土産の詰め合わせや手芸作品などなどで、楽しくて可愛い世界がROBAROBA cafeに出現していて、私は、欲しいものや見たいもので、目はウロウロと落ち着かないこと!!

「RECIPE」のスペシャル版や、今回協力されたa2g+(books)さんの「booklet PRE#04」や紙もの、贋作インドカリーマシバシイネツルカモというカレーやさんの(とてもお勧めらしいのでぜひ今度行ってみたいのです)ラッキョなど、久々のイベントで物欲出しまくりで色々買い込んできました・・ので、おいおいこの日記でお見せしますね。

2005年9月17日(土)  No.93

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