++Diary++

++2004年までの日記++
2005年7月の日記

物語のある暮らし雑貨
扉をあけて。 小さなギャ..
OSAMU GOODS!!
不思議舎---オミヤゲ編---
不思議舎---素敵な自宅シ..
物語のある暮らし雑貨
『物語のある暮らし雑貨』
---ものを作る人、選ぶ人、使う人、
15人のストーリーのある愛用品---
主婦と生活社

作家やお店のオーナーなど、ものにまつわるお仕事をしている人達の暮らしにまつわる雑貨を中心の本です。

雰囲気のある写真が素敵で、こういう本は多いのですが、やはり好きなのです。

魅力の一つは、雑誌などで素敵だな・・と思っている人やお店で、まだあまり見かけない人のオウチなどが見れるってことで、大阪の家具の工房「木テーブル」、ギャラリーカフェ「夏至」、器の店「草星」、料理研究家の内田真美さん、エッセイスト中川ちえさんなど・・、大事にされている器や、ちょっとしたお部屋の一角の風景などが、イイ雰囲気の写真と共に紹介されているのです。


中に載っている雑貨達は、商品として販売されているものも、誰かの持ち物で手に入らないものもあるのだけれど、コレが欲しい!!というよりも(いや、欲しいですけれど・・)、一つ一つが丁寧に素敵に写真をとられているので、なんていうか、我が家の雑貨も、こんな風に置いてみようとか、写真に撮ってみたいなんて、思うのです。

例えば、毎日インスタントコーヒーを飲んでいるマグカップも、買ったときは、「欲しい!!」という焦がれる想いで手に入れたはず・・

なのに、日々の生活の中で、単なる道具として、ちゃんと形も見てはいない・・

なんだか、そんなことを思ったりするのでした。

そうだ、明日は我が家の雑貨にスポットライトをあててやろう・・なんてコトを決心するのでアリマス・・(実行するかどうかは別として・・)


+++++++++++++++++++++
part1 「つくる」
陶芸家・喜多村光史さんの白い器

MITSOUさんの布小物とイラストレーション

機織り作家・野上美喜さん布小物

RARI YOSHIOさんの白くてやさしい暮らしのアート

「木テーブル」の木のぬくもりが伝わるテーブル

column1 「ゆずりうけたもの」

part2 「えらぶ」
「ラウンダバウト」の軍放出品とキッチンツール

ギャラリー・カフェ「夏至」のアートのような生活道具

「ShingosterLIVING」の地元つくば在住の作家作品

「草星」の使うことによって生きる作家の器

「hal」の家族のための暮らしの器

column2 「つたえたいもの」

part3「つかう」
料理研究家・内田真美さんのシンプルなキッチンウェア

文筆家・川端洋子さんの心が動いた暮らしの道具

エッセイスト・中川ちえさんの器と古道具

カフェ「えんがわ」林なゆたさんの譲り受けた家具と雑貨

伝統食愛好家・黒田ゆきこさんの長くつきあう生活道具

column3 「つながるもの」

++++++++++++++++++++++++++++
2005年7月15日(金)  No.86

扉をあけて。 小さなギャラリー
扉をあけて。 小さなギャラリー
一田憲子/主婦と生活社

「小さなギャラリーを訪ねるなら、
ひとりで行くことをおすすめします。
小さなギャラリーを訪ねたら、
買いたいものをひとつだけ我慢することをおすすめします。」
(-はじめに-より・・)

取材で訪れた色々な場所で見つけた気になるお店をまとめられた一冊です。

殆どのお店が若い人によるもので、作者の一田さんも、自分の若い頃を思い出すと一本の道なんて見えなかったのに、彼等は一直線に自分の「好き」に向かっているのはなぜなんだろう・・・・と書かれています。


私も、最近若い人の素敵なお店を訪ねる毎に、思うことでした。

ココでやっていけるのか・・

若いのに、こんなにたんたんと、サラッと趣味の強いお店を始められるなんて、凄いなァ・・などなど・・

そんな素敵なお店の、好きなものには頑固で、ちょっと恥ずかしがりな店主達のお話も聞ける本です。
---------------------------------------------

1章  一日かけて一軒だけを訪ねたい店

・暮らしの中でたんたんと使えるもの
ATELIER N°18 TRAVAIL (アトリエ18パン トラヴァイユ)

・仲よしふたりがつくったマイ・ブランド
すみれ洋裁店

・古い学校の家具&菓子工房
Mamma Mia!(マンマミーア)

・おでんと古道具のコラボレーション
den  (デン) 

column/  電車で訪ねる田舎町

2章  店主の気持ちに触れたい店

・ひとりづつ作家を訪ねて丁寧に
はじかみ

・古い道具に再び命を吹き込んで
ささや

・新旧を超えた気のぬくもり
木テーブル (モクテーブル)

・伝統の藍染を「今」の形に
嬉染居(キセンキョ)

column/  買い物をしたそのあとに

3章 異国の風を感じる店

・古いフランスの道具に宿る美しさ
GRAIN D'AILE (グランデール)

・遊園地みたいなお店がいいな
Marcello (マルチェロ)

・異国の道具のおしゃべりが聞こえ得る
Somoan (ソモアン)

column/  一年に一度、リセットの旅


・もう一つの小さなギャラリーから
連れて帰った道具たち

・ものの見方を教えてくれた
あの人の言葉、あの人との出会い

・SHOP DATA & MAP

おわりに

---------------------------------------------

古い建物に、ちくちくと一つづつ丁寧に作られたものや、古いもの達が、
ゆったりと、大事に並べられていて、かもし出す空気や生活感が
伝わって来るようです。

お皿に匙に、布にスポットライトがあたったようで、一つ一つを
大事にしたいな・・と思わせてくれるお店です。

どのお店も、ぜひ一度、訪ねてみたいと思いますが、その場所は、
栃木県、長野県、京都府や大阪、滋賀県、福岡県などなど・・と
様々で、第一章に書いてあるように、一日かけて一軒だけを訪ねていく
そんな旅をいつか計画したいと思いました。


そうそう、東京からは国立にある「Somoan ソモアン」が載っています。

若い店主達のお店ばかりのこの本のただ一つの例外・・

オーナーは、今年57歳と言うケイコさんで、独特の雰囲気は、
私も初めて伺った時から印象的で、なんてお洒落で素敵な方なんだろう・・
と思いました。

いわゆる、骨董としての価値では無く、ケイコさんの感覚で集められた
モノ達・・

古い方のお店に初めて伺ったときは、多分雑巾だっただろう、色々な布を
つなぎ合わせ、ちくちくと大まかにステッチがかけられた古い布を
買いました。

今年になって、新しいお店に伺ったときには、ダーツか射撃の的らしき
古い紙を買って来ました。

家具も器もリボンなどもあるけれど、ちょっと変わった雰囲気の素敵な
モノも混ざって、宝探し気分で楽しめるお店でした。


自分の心の中の一番大事なものを守る以外は潔く捨てる・・
そして、そういう自分を大事にする・・

そんな強いものがあるから、素敵なお店、空間が作れるんだな・・と
あらためて感じました。

今度は、東京以外のお店をぜひ訪ねて行きたいと思います。
2005年7月14日(木)  No.85

OSAMU GOODS!!


昔むかし・・・まだキャラクターグッズなんてものがあるかないか・・そんな昔に、私の心を捉えた『OSAMU GOODS』が生まれてから30年だそうで、製作された商品の数は1万種近くに及ぶそうです。

原田さんの手元に現存する4000点の中から自選された200点余りの写真を載せた『OSAMU GOODS STYLE』の発刊を記念して、今代官山のユトレヒトで開かれている『OSAMU GOODS STYLE』展で、今日サイン会があり、イラストをリクエスト出来るらしいと知って、出かけて来ました。

3時からということで、少し前から、ユトレヒトの店内はどんどんとファンらしき人々で一杯になって来て、とうとう原田治さんが到着されました。

私よりも8歳位年上のはずの原田さんなのですが、ブルーの(多分ギンガムチェックの)半そでのシャツ姿は青年っぽく、イラストのかもし出す雰囲気と同じ、アメリカの空気を感じました。

出かける時に本棚から探し出した、『OSAMU'S MOTHER GOOSE」の初版本をお見せしたら、そうそう、コレが最初なんだよなんておっしゃってました。

原田治さんイラストで、酒井チエさん翻訳のマザーグースですが、ちょっと無気味なイメージもあるマザーグースなのに、可愛くカラッとアメリカンなマザーグースに仕上がっています。

でも、よ〜く見ると、「PAT-A-CAKE」のケーキ屋さんと女の子が、アメリカの昔の喜劇役者のHARDYとLAURELだったり、「DOCTOR FOSTER」がどうみても、ウッディーアレンだったりするのです。

そして、中に挟まったままのしおりには、大橋歩さんを始め、佐藤憲吉さん(ペ−ター佐藤さん)荒井由美さんに荻原朔美さんと蒼々たる人たちが文を寄せられていて、改めて驚きました。


帰りに『OSAMU GOODS STYLE』の後ろに原田さんが書かれた、その誕生などのお話を読んでいると、職人気質に徹して「可愛い」デザインをされていたという所を読んで、成る程・・と思いました。

ちょうどその辺りを読む前に、どうして、30年に渡って、大きく変化すること無く、イメージを崩すことなく、可愛いグッズを作ってこれたのかな・・途中で絵柄や傾向が変わって行く人が多いのに・・と、ふと思っていたからです。

そうか・・職人なんだ・・『可愛い』を作り出す職人・・

変わらない・・と言うと、ともすれば進歩が無いとか、マンネリだとか・・そんな風に言われることもあるのでは無いでしょうか・・というか、ずっと同じことをしていると、作っている本人が飽きてしまって、変化させてしまう・・

だけど、完成されたスタイルを同じレベルで生み出して行くということは、変化すること以上に難しいコトではないかなァ・・なんて思いました。


『OSAMU GOODS STYLE』を見ていると、懐かしいグッズが沢山あり、今見ても全然色あせず、可愛くお洒落なのには驚かされます。

この本のグッズは、版権を提供してデザインを任せている現在のグッズとは違って、まずデザインや色彩を決めてからイラストを描かれていたころの、デザイン重視のものばかりだそうなので、それも当たり前なのですね。

ご自身もお好きだという、良き時代のアメリカの香りがするOSAMU GOODS は、同じく子供の頃から、アメリカのテレビドラマのキラキラしたインテリアやグッズの世界に憧れた私の心をいつも惹き付けるのです。
2005年7月10日(日)  No.83

不思議舎---オミヤゲ編---


素敵なものばかりの不思議舎さんでのイベントから持ち帰ったものを少し見て下さいね!!

どちらもコラボユニットのosanpoのもので、上の写真は、コラージュが素敵なボックスに入った細々したオマケ感覚のクッキーセットです。

フェルトの指人形と小さなちいさなノート、そしてクッキーが詰め合わせてあります。

この後素敵だからと教えてもらってランチした『温々』でもクッキーを販売されている方の手作りクッキーも美味しいのですが、パッケージが可愛かったり、オマケが付いているってトコに弱いンです・・

下の左は、洋書などのページを使った封筒と、ツルンとした質感が私の好きな便箋などがセットになったレターセットです。

えっと、右の小さなタイプライターはセットでは無いですよ〜〜(念のため・・)

このタイプライターは、最近お人形の世界をどんどんと広げられている、えりさんのお人形ページLa Chambre des Enfantsで知った、食玩「ナタリーちゃんのフレンチ雑貨」シリーズに入っていたもので、最初は男性をターゲットだったらしき食玩ワールドも最近は私のような、可愛い雑貨に弱〜〜い(世界最弱と言ってもいい!!)オンナをターゲットにしているらしく、もう止めようと思いながらなんども引き戻されている今日この頃なんです・・

2005年7月6日(水)  No.84

不思議舎---素敵な自宅ショップ---
CHICU+CHICU5/31山中さんが、ビーンズバッグのmasakoさんのM-cucitriceや多肉植物のmisaさん、イラストレーターのmayuさんの4人のユニットOSANPOで参加された不思議舎さんでのイベントに出かけて来ました。

場所は埼玉県北足立郡・・・埼玉は今までご縁がなかったのですが、CHICU+CHICU5/31さんの自宅ショップに伺うようになってから、ナニかと繋がりができたようで、今度の駅は蓮田。

駅から少し離れた住宅街の一角に、自宅ショップの草分け的な存在だという『不思議舎』さんはありました。


入り口からして、緑の多い、素敵な雰囲気で、久々に一緒に出かけたチョメとワァ〜と声が出てしまいました・・。



玄関に向かって左側には、増築されたという木造りのお部屋が小さなお庭と共に、イギリスの絵本に出て来るような可愛い雰囲気をかもし出しています。

玄関前には、アンティークというか、ジャンク(と言うンですよね・・年代的に・・)な雑貨や、それと組み合わされた多肉植物が並べられて、まずはココで足止めされる私達・・・。



そして、玄関を入ると、CHICU+CHICU5/31さんのお洋服やジャンクな雑貨など、まだまだ家の中に入るには素敵なものが多過ぎます〜〜・・(と、またまた足止めをくらう二人・・)



ようやく出窓の素敵なリビングに入ると、その奥には、さっき見た木造りの(イベント以外はこちらがお店だそう・・)お部屋が見えて、目はうつろ・・ドコを見て良いやら・・・

CHICU+CHICUさんにゆっくり落ち着いて見てね〜〜と言われても、当分落ち着かないのでした・・・

後で伺うと、初日はそれはもう沢山の人で、なかなか動けなかったそうで、初日に売り切れてしまっただろう品々には未練なのですが、ゆっくり見れる日に来れてヨカッタなァ・・と思いました。


今回のイベントのテーマは、『KIZUNA』だそうで、OSANPOではmasakoさんの息子さんの子供の頃の絵をタグに使ったバッグなどの小物や、可愛いオマケが一杯のコラージュボックス、白く繊細なリネンを使った夏に持ちたいバッグやクロスなどなど、魅力的なコラボ作品が並んでいました。

OSANPOでの作品以外にも、CHICU+CHICU5/31さんのお洋服やジャンク雑貨、masakoさんのM-cucitriceのビーンズバッグ、不思議舎さんに置かれた、様々な作家さんの器や小物などなど・・お茶をいただきながら、新しいものを見つけては駆け寄り、座ってお話しながら、相方のチョメが新しく素敵なものを見つけたら気になってソワソワ・・と、まぁ、楽しく落ち着かない時間を過ごしました。




初日に比べて落ち着いてるとは言え、次々と新しいお客さまがいらして、さすが!!と思いました。

中には初日にいらして気にいって、また赤ちゃんと一緒にいらした方もいて、それは、中身の素敵さももちろんのこと、気さくで暖かで、誰でも受け入れてくださるような雰囲気のオーナーのお人柄なんだろうなァ・・と思いました。

子供が小さな頃、子育てに追われ、自分のこと、生活のささやかな楽しみもついつい後回しになってしまう時、近くにこんな素敵なお店があると、ワクワクと楽しく、我が家にもこんな空間を・・という夢の形を体験出来て心安らぎ力付けられるのでは無いかな・・と、自分を振り返って思いました。

モチロン、私も、いつかこんな風に人をお招き出来るオウチをそして、緑を育ててワイルドガーデンを・・・としばし夢見ました〜〜。

不思議舎さんのイベントは、もう少し続いています。

期間 : 2005年6月27日(月)〜7月15日(金)
月・水・金曜日のみ営業
時間 : AM11:00-PM4:00

詳しくは、CHICU+CHICU5/31さんのHPの案内を御覧下さいね!!
2005年7月6日(水)  No.81

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
++2004年までの日記++
[日記一覧] [最新]
shiromuku(fs2)DIARY version 3.00