『物語のある暮らし雑貨』 ---ものを作る人、選ぶ人、使う人、 15人のストーリーのある愛用品--- 主婦と生活社
作家やお店のオーナーなど、ものにまつわるお仕事をしている人達の暮らしにまつわる雑貨を中心の本です。
雰囲気のある写真が素敵で、こういう本は多いのですが、やはり好きなのです。
魅力の一つは、雑誌などで素敵だな・・と思っている人やお店で、まだあまり見かけない人のオウチなどが見れるってことで、大阪の家具の工房「木テーブル」、ギャラリーカフェ「夏至」、器の店「草星」、料理研究家の内田真美さん、エッセイスト中川ちえさんなど・・、大事にされている器や、ちょっとしたお部屋の一角の風景などが、イイ雰囲気の写真と共に紹介されているのです。
中に載っている雑貨達は、商品として販売されているものも、誰かの持ち物で手に入らないものもあるのだけれど、コレが欲しい!!というよりも(いや、欲しいですけれど・・)、一つ一つが丁寧に素敵に写真をとられているので、なんていうか、我が家の雑貨も、こんな風に置いてみようとか、写真に撮ってみたいなんて、思うのです。
例えば、毎日インスタントコーヒーを飲んでいるマグカップも、買ったときは、「欲しい!!」という焦がれる想いで手に入れたはず・・
なのに、日々の生活の中で、単なる道具として、ちゃんと形も見てはいない・・
なんだか、そんなことを思ったりするのでした。
そうだ、明日は我が家の雑貨にスポットライトをあててやろう・・なんてコトを決心するのでアリマス・・(実行するかどうかは別として・・)
+++++++++++++++++++++ part1 「つくる」 陶芸家・喜多村光史さんの白い器
MITSOUさんの布小物とイラストレーション
機織り作家・野上美喜さん布小物
RARI YOSHIOさんの白くてやさしい暮らしのアート
「木テーブル」の木のぬくもりが伝わるテーブル
column1 「ゆずりうけたもの」
part2 「えらぶ」 「ラウンダバウト」の軍放出品とキッチンツール
ギャラリー・カフェ「夏至」のアートのような生活道具
「ShingosterLIVING」の地元つくば在住の作家作品
「草星」の使うことによって生きる作家の器
「hal」の家族のための暮らしの器
column2 「つたえたいもの」
part3「つかう」 料理研究家・内田真美さんのシンプルなキッチンウェア
文筆家・川端洋子さんの心が動いた暮らしの道具
エッセイスト・中川ちえさんの器と古道具
カフェ「えんがわ」林なゆたさんの譲り受けた家具と雑貨
伝統食愛好家・黒田ゆきこさんの長くつきあう生活道具
column3 「つながるもの」
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2005年7月15日(金)
No.86
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